リボベジ初心者におすすめの野菜5選!!特徴や育て方などを紹介

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リボベジにおすすめの野菜5選

△以前栽培していたリボベジたち。

リボーンベジタブル。略してリボベジ。

昔からお母さんたちが豆苗をカットした後にもう一回栽培させていたあれです。

そんな再生栽培ですが、実は「水耕栽培」と「土耕栽培」に分かれるんです。

そして、まずは水と光のみで栽培する「水耕栽培」がオススメです。

キッチンや洗面所などの水回りで、植物が再生する様子を日々観察していると生命の神秘さに驚かされますよ。

私は今までに10種類以上のリボベジに挑戦し、実はテレビ取材が来たこともあるのです。

もちろん、リボベジの専門家でも何でもなく、ただの主婦なんですがね。

「植物が好き」「ゴミを少しでも減らしたい」「使えるものはとことん使いたい」

最初は、そんなエコや節約の精神から何となく水につけてみた野菜のヘタでした。

しかし、気付けばいつしかその奥深さや神秘さに取り憑かれ、いくつもの野菜を可愛がっていました。

いつもは捨てていた野菜のヘタや根っこや種なので、失敗も恐れずに何度でもチャレンジできますよね。

まずは私自身が色々育ててみた中で、個人的にオススメしたいトップ5を紹介していきます。

ネギ

家庭菜園の本などでも簡単に栽培できるとしてよく紹介されているネギ。

根元を少し長めに(10cmほど)カットしたら、根が水に浸かるようにコップなどにさしておくだけ。

日に日に真ん中から新しい部分が生えて伸びていき、外の皮部分が弱っていきます。

この新たに生えてくる状態は、切り口を塞ごうとする植物の自然治癒力なのだとか。

外の皮が役目を終えて新しい生命を守ろうとする世代交代のようにも見えますよね。


豆苗

言わずと知れたリボベジの代表格。もはや豆苗を買う=リボベジをすると言っても過言ではないでしょう。

脇芽を残すようにカットしたら(脇芽から新しく伸びてくるため)、ガラス容器などに入れます。

根っこ部分だけが浸かるように水を注ぎ、毎日水を取り替え、10日ほどしたらもう一度収穫します。

ちなみに、豆苗に似ているかいわれ大根やブロッコリースプラウトなどもできるのかなと思った方も多いのでは?

しかし、残念なことに豆苗以外は再生できないようです。

なぜかというと、生長点(もしくは成長点)の位置が違うのです。

まず、植物が成長する仕組みというのは、生長点をポイントに植物の先端へと向かって伸びていきます。

しかし、豆苗はこの成長点が根元付近にあるのに対して、他のスプラウト系は葉っぱにあるのです。

豆苗以外のスプラウト系は葉っぱに生長点があるのでできないということなんですね。


人参

人参の魅力はなんといってもこの葉っぱ!!もう可愛くてたまりません。

人参以外にもフェンネルやチャービル、セロリやパセリなど、どうやら私はセリ科の葉や花がすごく好みのようです。

人参の成長点は葉っぱの根元付近にあります。そのため、スーパーなどの人参はぎりぎりまで切り落とされているんですね。

成長点を切り落とさなければ、葉っぱの方へ栄養が行き鮮度が落ちてしまうからでしょう。

しかし、人参の葉っぱは単に可愛いだけではなく、実は栄養も豊富ってご存知でしたか?

ビタミンやミネラルが多く、特に嬉しいのは抗酸化作用に優れたβカロテンが多く含まれていることです。

生でも食べられるのですが、固さや苦味が気になるので、ソテーにしたり湯掻いたりするとよいですよ。

リボベジの場合は収穫量が少ないので、私はもっぱら料理の彩りに使うことが多いです。


アボカド

種をよく洗ったら、少し尖った方ではなく丸みのある方を下にして、サイドから数本爪楊枝をさします。

そして、種の下部分だけが水に浸かるようにしてグラスに入れ、日の当たるところに置いておきます。

時々水を入れ替えながら様子を見ます。しかし、はじめて1ヶ月。

待てど暮らせど「根が出ない、芽が出ない」状態。そんな諦めかけていた頃。

種に亀裂が入り始め、根が少し出てきました。そこから根だけががしばらく伸びました。

さらにそこからまた何日も経ってやっと芽が出てきました。長いですね。

しかし、日に日にぐんぐんと成長する植物とはまた違った良さがあります。

ゆっくり、じっくり、マイペースに。アボカドはそんな良さを教えてくれる気がします。


さつまいも

野菜かごの中で、いつの間にか芽が出ていたサツマイモ。

カットして水につけてあげるとぐんぐん芽が伸び、葉っぱが茂ってきました。

紫と緑の色合いも好きで、しばらくキッチンの窓辺で観賞用に育ててみました。

サツマイモはツルの節から根を出し、そこが芋となっていくんですね。

春先にリボベジで育てたツルが長く伸びてきたらチャンス。

カットしたツルを、5月上旬〜6月上旬頃に土に埋めると秋の芋掘りが楽しめるかもしれませんよ。


リボベジは水耕栽培から挑戦するのが簡単

リボベジには水耕栽培と土耕栽培があるとお伝えしたが、まずは水耕栽培からチャレンジしてみてくださいね。

水耕栽培も「長く育てよう」とか「大きく育てよう」とすると、液肥などの肥料を与える方法もあります。

しかし、最初は水と光のみ。これだけで根が出て葉っぱが育つ様子を実際に見てほしいんです。

植物の生命力に驚き、感動してしまいますよ。

キッチンの窓辺や洗面所など、水道がすぐ近くにある場所だと、自然と目がいくし水換えも楽です。

あと、直射日光ではなく薄いカーテン越しなどの柔らかい太陽の光が当たることも大切です。

それから、風通しも重要なので、自立しやすい植物は水が溜まる程度の浅めのお皿に入れるとよいですよ。


リボベジあるある!!よくある悩みと解決方法

Q.水はどのくらいの頻度で替えたらいいですか?

A.季節にもよりますが、夏場は毎日替えた方が良いです。

本来の水(H2O)は無機物なので腐ることはないようですが、水道水には様々な成分が含まれています。

これらの有機物が入っていることにより、時間が経つにつれて空気中の微生物が溶け込み、増殖してしまいます。

特に微生物の増殖は、気温や湿度が高いと起こる可能性が高くなります。

従って暑い時期は、野菜の根元のぬめりなどを優しく落としながら新しい水に取り替えることを日課にしましょう。

寒い時期は水の濁りや野菜のぬめり具合を見ながら替えています。

Q.ほうれん草や水菜などの葉物がうまく育ちません。

A.テレビ取材の時に私も同じ質問をしてみましたが、風通しの関係かもしれないということでした。

縦長の野菜を平たいお皿に立てることは難しいですよね。

その場合は、スポンジなどにさして支え、根元だけが水に浸かるようにしてみてください。

しかし、葉物野菜は他のリボベジ野菜と比べて難易度が高いなと個人的には感じています。


まとめ

リボベジでいくつかの野菜を育ててみると、なんとなく植物の成長の仕組みが分かってきます。

根から水を吸収するとか葉には光が必要とか、当たり前のことなんですが、改めて実感すると楽しいですよ。

それから、内側から新しい生命が誕生することも、切り口を塞ごうと自然治癒力で芽が出てくることも、とても神秘的です。

それぞれの野菜の成長点を考えて観察するのもなかなか面白いです。

水耕栽培で、ある程度根が育ったものを土にさして栽培するのも楽しいと思います。

※水耕栽培から土耕栽培に切り替える方法はコチラ

リボベジは、仮にうまくいかなかったとしても今まで棄てていたヘタや根っこや種を使うわけです。

とにかく失敗を恐れずにチャレンジしやすく、得られる発見はものすごく大きいと思いますよ。

ぜひあなたもキッチンの窓際をリボベジの特等席にしてみてくださいね。

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