【ハーブの寄せ植え】プランターで簡単に栽培するためのコツを発見!!

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植物を育てたいと思った時によく聞くのが「ハーブは簡単だよ!ほっといても育つよ!」ということばです。

しかし、そのことばを鵜呑みにしたかつての私は、ミントやローズマリーなどを何度も枯らしてしまったことが。

それもそのはず。最初の環境をきちんと整えていなかったのです。

買ってきたポット苗を鉢に移し、土を被せて、何にも考えずに適当な場所へ置いていました。

地植えの場合ならまだしも、プランターの場合はやはり好みの土壌や日当たり、風通しなど考えなくてはいけませんね。

基本さえ整えてあげれば、野菜ほど気にしすぎなくても育つよという意味だったのです。

過去の失敗を活かして、何度もチャレンジし、ようやく少しずつ分かってきたハーブの育て方。

ぜひ、これからハーブを育ててみたい方のお役に立てれば嬉しいです。


ハーブの寄せ植えはプランターで少量ずつ育てる

△我が家の小さなハーブたち。左の鉢にはローズマリー×タイム。ウッドプランターにはサラダバーネット×チャービル×チャイブ×ベルガモット×ワイルドストロベリー。

逆に言えばハーブは環境さえ最適な状態であれば、どんどん育ちます。

育ちすぎて困るほど広がるものもあります。

土地が有り余っていたり、雑草のようにどこまでも蔓延って大丈夫という方なら地植えでもよいでしょう。

しかし、私のように庭のスペースがあまりない人や、マンション暮らしで地植えは難しいという人もいますよね。

その場合はやはりプランターで、小さなハーブガーデンを作りましょう。

もちろん、ハーブの育て方や使い方に慣れてきたら、たくさん育てて乾燥して保存することもできます。

料理やハーブティーだけでなく、コスメや掃除など、暮らしのあらゆる場面で活躍してくれます。

しかし、最初はその都度摘んで料理やデザートに添えるなど少量ずつ使う方法がオススメです。

そのため、同じハーブが大量に育つよりも、いろんな種類を少しずつ育てたいですよね。


ハーブの寄せ植えは似たもの同士を一緒に植える

△リビングから繋がるウッドデッキ。部屋からふと窓の外に目をやると、ハーブたちが揺れている。

一概にハーブと言っても、その種類はなんと10,000を超えるとも言われています。

しかし、わたしたちがハーブと言われて思い浮かぶものや、よく目にするものはある程度限られています。

例えば、ミントやタイム、ローズマリーやラベンダー。パセリやパクチー、チャービルやカモミールなど。

料理の彩りやハーブティーに使われているものが多いのではないでしょうか。

実は、道端でよく見かけるドクダミやよもぎ、カタバミなどもハーブの一種なんです。

しかし、それについてはまた別の機会にお話しますね。

今回は、多くの人がイメージするであろう種類のハーブの育て方について。

プランターでの寄せ植えや組み合わせ方を私の経験を交えてお伝えしていきますね。

結論から言うと、生育環境が似ているもの同士を組み合わせるのが良いです。

具体的な相性の良い組み合わせ例を述べる前に、いくつか知っておいてほしいことがあるので解説します。


①ハーブの寄せ植えは園芸店に苗を買いに行く

まずは、種か苗かどちらから育てるかということですが、初心者は苗から育てる方がチャレンジしやすいです。

なので、園芸店などで販売されている苗から選びましょう。

(ネット販売という手もありますが、やはり配送時にダメージを受けてしまうことも少なくありません。)

重要なのは、どんな植物でもなるべく元気な苗を探すことです。

ポット苗の時点できちんと管理されていない苗は、いくら販売されているものとはいえ、うまく育たないことが多いです。

それでは、元気の良いたくさんの種類のハーブが並ぶ園芸店を見つけたとしましょう。

あなたは何を選ぶでしょうか。もちろん、一つの苗買って一つの鉢に植えるという方法もいいでしょう。

しかし、中には「あれも育ててみたい、これも育ててみたい」と一つに決めることができない私のような方もいらっしゃるのでは?

それに、実際育ててみると、一つのプランターにいくつものハーブが寄り添う姿はとても可愛らしいものです。

様々な形や大きさの葉、それから小さな実や花が風にそよぐ様子はとても美しいです。

さらに、プランター内に底石を敷いて土を混ぜ合わせ植え替えるという一連の作業。

これを、苗を買ってきてはまた一つ、また一つというよりは、まとめてやってしまいたいですよね。

数種類のハーブを一つのプランターに入れるのなら、やはり似たもの同士が良いです。

育ってきた環境が同じような状態だと、仲良く育ちやすいのです。

これは人間関係でもイメージしやすいのではないでしょうか。

もちろん、検索すればオススメの組み合わせ例はたくさん出てきます。

しかし、あなたの近くの園芸店にその苗が全て販売されているとは限りませんよね。

実際、私も事前にハーブのオススメの組み合わせをいくつも検索してメモにとり、その紙を持って園芸店に行きました。

しかし、そのうちいくつかは見つけられても、置いてないものも多かったのです。

それもそのはず。店頭販売されている苗は、仕入れ先や時期によって日に日に変化しているのですから。


②ハーブの苗はプランツタグの裏で似たもの同士を探す

困ったなぁ。目的の苗が無いとなると計画していたプランターイメージと異なってくるなぁ。

苗の個数を減らそうか。それとも別のハーブを代わりに植えようか。

しかし、組み合わせ例に記載されていないものでも大丈夫なのだろうか?

相性が悪いハーブだったらどうしよう?今日は諦めて帰るべきか。

そんなふうに園芸店のハーブの前でしばらく悩んでいました。

しかし、そんな時にある方法を思いついたのです。それは苗ポットに刺さっているプランツタグを見ることでした。

△このようなプレート。

大体ハーブの名前が書かれたプレートの裏には育て方が書かれています。

日当たりを好むのか日陰が良いのか、乾燥気味を好むのか湿り気のある方がいいのか。

養分がしっかりある肥沃な土が良いのか痩せた土地の方が育ちやすいのか。

「そっか!!それらを見て似たような育て方をする種類を選べばいいんだ。」

この方法を使えば、買い物かごや苗を片手に、もう片方の手でスマホを出して検索する必要もありません。

いつ苗を買いに行っても、販売されている苗の種類が変化しても、使える方法です。

しかし、もっと簡単なのは、植物に詳しく話しやすい信頼できる店員さんを見つけることかもしれませんね。


ハーブの寄せ植えで代表的な組み合わせ5選

必ずしも想定している苗があなたの近くの園芸店で販売されているとは限りませんが、生育環境が似ているハーブの組み合わせをお伝えしますね。

  • チャービル×チャイブ
  • オレガノ×タイム×ローズマリー
  • アニスヒソップ×ベルガモット
  • ワイルドストロベリー×カモミール
  • バジル×パセリ

上記はほんの一例ですが、なんとなく見た感じも一緒に寄り添っている姿が似合う雰囲気がありますよね。

おそらく同じような環境を好むものは、種類は違えど葉の柔らかさや大きさなどが似ているのだと思います。

ちなみに我が家のウッドプランターには、サラダバーネット×チャービル×チャイブ×ワイルドストロベリー。

それから別のプランターにはローズマリー×タイムを育てています。

リビングからすぐ出られるウッドデッキで育てているためか、6歳の息子にもハーブは身近なようです。

ワイルドストロベリーの実が赤くなるのを絶対に見逃しません。

タイムやローズマリーはカットしてきてとお願いすると、しばらく匂いを嗅いでいます。

そんな風景を見るのもなんだか心地良いなぁと感じます。


ハーブで寄せ植えに向いていないもの

ここまでで、ざっくりとハーブの寄せ植えの法則のようなものが見えてきたかもしれませんね。

しかし、園芸店に行く前にひとつだけ気をつけておきたいことがあります。

それは、強すぎるハーブと他のハーブを一緒に植えるのは控えた方がいいということです。

どんどん繁殖していくレモンバームや、地下茎を伸ばして増えていくミントなどは、他の植物を侵食する恐れがあるからです。

時折道端で彼らの姿を見かけますが、辺り一体に広がっていて繁殖力の強さには驚かされます。

どうしても寄せ植えで育てたい場合は、ローズマリーやタイムなどある程度葉が硬めのしっかりしたハーブが良いでしょう。

もっとも、私が育てるとしたら、レモンバームとミントはそれぞれ単体で育てて楽しむと思います。

それから見た目も繊細で香りも爽やかなフェンネル。これも注意しておきたいのです。

フェンネルは直根性といって根が真っ直ぐに伸びるため、プランターに深さが必要なのです。

また、他のハーブ類に比べて大きく成長するので、あまり寄せ植えには向かないと言われていますね。


ハーブの寄せ植えは野菜との栽培もおすすめ


ここまではハーブ同士での寄せ植えや相性について述べてきましたが、実は野菜との寄せ植えもすごく良いのです。

実際私も、ミニトマト×バジル×マリーゴールドや、ナス×大葉×生姜といった野菜とハーブの組み合わせで育てています。

これらは害虫の忌避効果があったり、生育を良くしてくれたりする効果が期待できるのです。

トマトとバジルの組み合わせは、パスタやピザでもお馴染みの組み合わせですよね。

ナスの煮浸しに生姜のすりおろしと大葉の千切りなんていうのもすごく合います。

育つ時に相性が良いものは、私たちの口に入る時もやっぱり相性が良いのだと思います。




ハーブと野菜のコンパニオンプランツ栽培

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△我が家のプランター。こちらはミニトマト×スイートバジル×マリーゴールド。

先ほど述べたような一緒に育てると互いに成長が促される組み合わせは「コンパニオンプランツ」と呼ばれています。

詳しくはこちら

この性質をうまく使うことで、よく成長したり、香りがよくなったり、害虫避けになってくれたりします。

そのため、肥料や虫除け剤をあまり使用せずに育てることができる上、土壌の状態も良くなるのです。

これから植物を育てる方、まず最初はハーブ栽培がおすすめです。

しかし、慣れてきたらぜひ野菜との合わせ技にもトライしてみてくださいね。




まとめ

一概にハーブと言っても様々な種類があります。育ててみたい人は、まずは園芸店に足を運びましょう。

そして、お気に入りの苗を見つけてください。似たもの同士だと寄せ植えもし易いのでおすすめです。

ハーブがうまく育てられるようになったら、次は野菜にチャレンジしたり、種から育ててみたり。

料理やハーブティーに使うだけでなく、手作りコスメやナチュラルクリーニングに使ってみたり。

植物に囲まれた暮らしは、身も心も家も、そして地球や未来までも豊かにしてくれますよ。

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