急に価格が高騰してしまった卵。一庶民としてはもちろん安い方がありがたいです。
しかし、値上がりの背景を知ると今までが安すぎたのでしょうね。
さて、食卓に上がる回数は以前より減ったけれども、貴重なタンパク源であり様々な料理やお菓子に使える卵。
そんな貴重な卵ですから、どうせなら殻まで最後まで大切に使わせていただきたいものです。
我が家で使っている方法は主にこの2つ。
瓶などを洗浄する「研磨剤」と、家庭菜園の土づくりに使う「肥料」です。
卵の殻で研磨剤
卵の殻には炭酸カルシウムという成分が含まれていて、これが研磨剤としての役割を果たしてくれるんです。
スポンジで洗いにくい花瓶やボトルなどの洗浄は、この卵の殻が活躍してくれます。
使い方は至って簡単。卵の殻を細かく砕いて瓶やボトルに少量の水を入れ、よく振ります。
(サルモネラ菌などが気になる場合は、一旦卵の殻を出してから洗剤で洗って濯ぐ。)
これだけで曇っていた汚れがピカピカになるから驚きますよ。
卵の殻を肥料に
研磨剤に使った後の卵の殻は、そのままゴミ箱へ行くのではありません。
我が家ではさらにもう一仕事活躍してもらっています。
それは家庭菜園です。卵の殻は先ほどもあげたように主に炭酸カルシウムでできています。
このカルシウムというのはアルカリ性なので、酸性に傾いた土壌を改良してくれる効果があります。
よく植え付け前に石灰を撒きますが、それはpH値を整えるため。つまり石灰代わりに使えるんですね。
また、土づくりの時以外はコンポストに混ぜ込んで堆肥化しています。
これも結果的には家庭菜園の土に混ぜ込んで堆肥として使えるんです。
生育にカルシウムを必要とする野菜はたくさんありますから、とても助かりますよね。
このように成分に着目すると、まだまだ使えるものや新しい生命の力へと繋がるものなどがたくさんあります。
暮らしの中で。各家庭の中で。少しでも循環させることができれば、ゴミもエネルギーも減らすことができますよね。
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