こんにちは。自然と寄り添い心地よく、人にも地球にも優しい暮らしを目指しているyurarhythmです。
私は以前、自然素材を使ってお掃除をするナチュラルクリーニングの講師を務めていました。
重曹やクエン酸はもちろんのこと、卵の殻やレモンのヘタ、米糠や麺の茹で汁など。
自然由来のものでお掃除に役立つものは数多く存在します。
そして、最近は商品として販売されている洗剤にも、環境に優しいものが少しずつ増えてきました。
しかし、合成洗剤に比べると汚れ落ちがイマイチだなと感じてしまうこと、ありませんか?
確かに化学的な成分が配合されているものは、早く、強く、効果を発揮するものが多いですよね。
けれどもそれは本当に安心できる成分でしょうか。
手についたり、空気を吸ったり、排水に流したものがやがてわたしたちの元へと還ってきたり。
小さなお子さまやペットがいらっしゃると、一層気になるという方も多いのでは?
環境に優しい洗浄成分を使って綺麗にするためには、いくつかのコツがあります。
「汚れの種類に合った成分を使う」「時間を置く」「汚れが緩みやすい温度に気をつける」など。
そして、その他にも掃除道具の「ブラシ選び」がとても重要だと感じています。
今回は、私が今まで様々な洗剤を試してきた上で、洗剤と同じくらい大切だと思ったブラシについて紹介します。
環境に優しい掃除は場所に適したブラシが必須
環境問題が大きく取り上げられるようになり、日々の暮らしを見直されている方も多いですよね。
自然由来の洗剤や手作り洗剤を使われている方も少しずつ増えてきたように思います。
しかし、汚れ落ちがイマイチでやめてしまったというのは大変勿体無いです。
そんな方はぜひ、汚れを落とす際のブラシに注目してみてください。
例えばトイレ、お風呂、キッチンなど、時に水回りのお掃除ではブラシの出番が多いですよね。
ブラシの形や大きさ、毛の長さや硬さ、それから持ちやすさなどのフィット感。
それらが掃除場所に適しているものであれば、思いっきり力を入れる必要もありません。
くるくる擦るように左右上下に動かすだけで、簡単な汚れなら洗剤無しでも落ちることがよくあります。
例えるなら歯磨き。通常の歯ブラシ以外にも、歯間ブラシや硬さが違うブラシなどがあると、汚れが落ちやすいですよね。
そのようなイメージでブラシ選びをしてみると、お掃除がきっと楽しくなりますよ。
そして、一般的なプラスチック製のブラシは毎日使う道具として悩むところ。
せっかく環境に優しいお掃除を意識するのなら、ぜひ素材にもこだわってみてください。
自然素材のブラシを選ぶことで「見た目に美しく、手に馴染みやすく、地球にも優しい」が叶いますよ。
キッチン掃除におすすめ!!ブラシ5選
キッチンでのお掃除は、コンロやシンクだけではありません。
タンブラーやボトル、フライパンや土鍋などの調理器具やキッチン用品など多く存在します。
我が家ではシンク上にバーを取り付けて、いつでも使えてすぐ乾かせるようにブラシ類を吊るして収納していますよ。
それでは、自然素材を使った場所ごとのおすすめブラシを紹介していきます。
【シンクの排水溝掃除向き】
排水溝は毎日掃除したい場所ですよね。しかし、スポンジだと取れにくい汚れも。
ゴミ受けの細かい網目などは隙間に入り込んでくれるブラシの力を借りると楽にきれいになりますよ。
【ボトル向きブラシ】
手の届きにくい花瓶やピッチャー、大きめのタンブラーなどを洗うときはコチラの柄が長いタイプが便利です。
私は、卵の殻を砕いたものと水を少量入れ、シャカシャカしてから洗い流し、コチラのブラシで擦り洗いしています。
【ボトル向きブラシ小】
もう少し小さいものや口の狭いものを洗う場合はコチラ。
ブラシ自体は大変使い勝手が良いんだけれど、素材がネックだったマーナさん。しかし、ありました!天然木のブラシ。
毛自体には多少ポリ素材も含まれているものの、機能性やデザイン製などトータルで考えると良いんじゃないでしょうか。
幅が狭く、先がカーブしているため、ボトルや哺乳瓶などの底もしっかりと洗えますね。
【フライパン向きブラシ】
フライパンも有害物質が含まれないものを選びたいですよね。
私はビタクラフトのスーパー鉄フライパンを使用していますが、このブラシを使ってぬるま湯でサッと洗うだけ。
こびりつきもすんなり落ちて気持ちよく洗えますよ。
ちなみにこちらのブラシは見た目がよく似たものに、食器用も販売されています。
毛の硬さが違うので、購入するときは間違えないように用途に合わせて選んでくださいね。
【野菜向きブラシ】
これは掃除というより調理だけど、じゃがいもや牛蒡などの土を落としたい時に使っています。
見た目が可愛らしいのはもちろん、フィッシュ型のおかげで持ちやすいんです。
ブラシ部分も硬さの違う2種類がひとつになっているので、土の付着具合に合わせて変えられますよ。
お風呂掃除におすすめ!!ブラシ2選
お風呂は、排水溝にいろんなものが流れていく場所なのでなるべく環境に優しいものを選びたいですよね。
スキンケアやヘアケアだけでなく、洗剤やお掃除道具もなるべく自然由来を心がけましょう。
【お風呂のタイル向き】
浴室タイルの掃除として良さそうなブラシの硬さはこのくらいでしょうか。
床の材質にもよると思いますが、もっと柔らかなタイプがいい方は、ディッシュ用ブラシがオススメです。
正直、お風呂用ブラシとして販売されている自然素材でできた商品ってなかなか無いんです。
やはりお風呂はカビが発生しやすい場所なので、木製のものは難しいのでしょうね。
ただ、ブラシを締め切った浴室にずっと置いておくことはオススメしませんが、置き場所をかえることはできます。
また、浴室に置くのであれば、カビがなるべく発生しないよう工夫することはできます。
換気扇を回しておくことはもちろんですが、ドアを開けておく、窓を開けて網戸にしておくなど。
そうすると、そもそもお風呂自体にカビが生えにくいので、日々のお掃除もさらに楽になりますよね。
【隙間向きブラシ】
そして排水溝や角部分、背面や隙間などのお掃除に欠かせないのはやっぱり歯ブラシです。
歯ブラシとしての役目を終えたら、ぜひお掃除に活用してあげてくださいね。
竹製のブラシって厚みが太くて歯磨きしにくいものもあるのですが、こちらはコンパクトな作り。
長さも選べるので、今まで大きすぎて困っていた方はぜひチェックしてみてください。
コンパクトな分、お掃除もしやすいと思います。
ちなみに、浴槽洗いはいろいろ試した結果、手で撫でるのが一番いいと思っています(笑)
浴槽のお湯を抜くタイミングでくるくる擦るだけ。重曹風呂やクレイ風呂を楽しめば更に洗浄効果も。
さっきまで全身浸かっていたお風呂ですから、手で触っても問題ないですよね?
そして素手が一番汚れの状態を感じやすいので、ざらついている部分などをよく擦ります。
手では物足りないときだけ、セルローススポンジかびわこふきんで。ブラシは必要ありませんね。
トイレ掃除におすすめ!!ブラシ2選
販売されているもののほとんどがプラスチック製のトイレブラシ。
「天然素材がいいのは分かってるけど、掃除を終えた後も汚れたブラシから水滴が落ちるし…。」
と、欲張りな悩みを解決し、尚且つとってもオシャレなブラシがマーナさんにありました。
水が落ちてしまう箇所だけカビの心配のない陶器でできています。
ブラシもサイザル麻でできていて、便器を傷つけずにしっかりお掃除できるそう。
マイクロプラスチックの流出を防いでくれる環境にとても優しいブラシです。
レデッカー社のこちらのトイレブラシはお値段は少々高めですね。
しかし、なんと!傷んできたらヘッド部分だけ交換できるのだそう。
お掃除ブラシって大概痛むのはヘッド部分だけですもんね。
いくら自然素材でできているとはいえ、持ち手がまだまだ使えるに捨てるのは勿体無い。
そんなとき、この商品のように付け替えができたら、更に環境に優しいですよね。
まとめ
今回はさまざまなブラシについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
水を流しながらお掃除をする部分は特にマイクロプラスチックの流出を防ぎたい場所。
メラミンスポンジがどんどん小さくなるのは目に見えて恐ろしいですが、その他のブラシやスポンジも同じく。
少量ずつでも流れ出ているのなら、チリも積もれば海となるわけです。
安くても、すぐ買い換えるプラ製品のブラシを選ぶのか。
少々高くても、目にも優しく手にもフィットして、長いこと使える道具を選ぶのか。
あなたはどちらを選びますか?
ぜひ、自然の力を使った心地よい暮らし、一緒に目指していきましょう。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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