初めまして。yurarhythm(ユラリズム)として活動している藤原由香里です。
私は2022年に兵庫県の川西市という場所に家を建てて夫と息子と3人で暮らしてます。
家の近くには川や森があり、田畑も多く点在するのどかな住宅街ですが、電車に乗れば30分で大阪の市街地へ行くことができます。
都会への勤務が必須の夫と、田舎暮らしに憧れを持つ私の、欲張りを叶えた良いとこどりの立地です。
春には息子と一緒に野菜やハーブを育てたり、夏には近くの川へ遊びに行ったり。
秋にはウッドデッキでバーベキューを楽しんだり、冬には薪ストーブを楽しんだりしながら暮らしています。
さて、そんな現在ですが、出産前はアルバイトをしながらさまざまな活動をしていました。
アルバイトは飲食店やアパレルのショップ、ライフスタイルショップなど。
その傍ら、趣味を仕事にしたくて手作りのアクセサリーを販売したり、ワークショップを開催したり。
それから、ナチュラルクリーニングの講師をしたり、カメラマンをしたり、紙もののデザインをしていた時期もあります。
好きなことが多くて、あれもこれも頼まれたら嬉しくて引き受けていました笑
どの活動をするときでも一貫していたテーマは「植物」や「自然」でした。
しかし、その反面、本当にしたいことや役目は何だろうと自問自答することが多くなりました。
昔から一つに絞ることができない性格で、好きなことをしているはずなのになぜかしんどくなることがだんだんと増えてきました。
子どもが産まれ、それまでのように自由に活動することが難しくなったタイミングで、少し活動をお休みしました。
子どもを保育園へ預けて、飲食店やインテリアショップ、工務店でも少し働きましたが、基本は育児と家事が中心となりました。
家族の健康と幸せが全てになり、活動的に飛び回っていた頃とは真逆の暮らしです。
しかし、このとてもちいさな日常こそ基本であり、全てなのだと気付かされました。
子どもの服や自分の服、調味料やパンやお菓子、洗剤やコスメなど、衣食住に関わるものはなるべく手作りで。
種を蒔き、育った野菜を収穫し、食べきれなかった分は土に還す。
それを来る日も来る日もまわしていくのです。
平凡かもしれませんが、それこそが生きていることを確かに感じられる行いなのです。
何か特別なことをしなくても、毎日の暮らしの中に手作りがある生活。
穏やかで優しくてあたたかな気持ちに包まれる感覚。
そう、それは昔、母が私にしてくれていた時に感じていた安らかな気持ちが蘇るような気分でした。
(もちろんその頃は当たり前のことだと思い、感謝どころか文句も言っていたと思いますが)
さらに、自然が多い場所にお家を建てたことで、土に触れたり植物に触れたりする時間がうんと増えました。
ナチュラルクリーニングの講師をしていた頃から、地球に優しくという想いが人一倍強かったのですが、その気持ちがより深まりました。
植物や虫や動物たちが身近にいると、みんな決して奪い合うことなく、共に生きているんだなぁと感じるのです。
枯れた葉っぱが土に還り、新しい芽が息吹く。季節が巡り、命が巡り、循環している。
ものすごく当たり前で、なのにこんなにも素晴らしい世界が目の前に広がっていたのです。
コンポストでも、プランターでも、その中をよくよく観察すると、そこは宇宙へと繋がっているのです。
地球という星に生まれ、地球を守るために私にできることは何だろうと、たくさん考えました。
そして、やっぱり私の中では「植物」や「自然」の恵みに感謝して「ちいさくまぁるくなるべく手作りしながら暮らすこと」だったんですね。
世界はまず、自分の足元に、目の前に、素晴らしく広がっている。
けれど、コミュニケーションやインターネットを通すことで、さらに世界は素晴らしく広がっていく。
このフォーカスの順番はとても大切だと思います。
さて、私の暮らしを見て、少しでも心地良さそうだなとか、楽しそうだなと思うことがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
世界は他者の総和です。未来は小さい繋がりを紡ぐことでどんなカタチだって作れるのです。
あなたの暮らしがよりよいものになり、美しい地球がどこまでもいつまでも広がりますように。